日本人メラノーマの予後に関する病型と進展の分子疫学
Project/Area Number |
14031220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
神保 孝一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (30094238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 房之 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00315524)
山下 利春 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50167706)
嵯峨 賢次 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10153925)
影下 登志郎 熊本大学, 医学部, 助教授 (20152605)
小野 一郎 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20125298)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
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Keywords | メラノーマ / 遺伝子解析 / DNAマクロアレイ / 分子疫学 / がん転移 |
Research Abstract |
これまで原発巣と転移巣をもつメラノーマ6症例(NM:1例、ALM:5例)、ALM原発巣(転移なし)5検体、転移巣(鼠径リンパ節)4検体より、一部と凍結した後、一部よりRNAを抽出した。これらのうちALMの3症例は、色素性母斑、表皮内水平増殖層、真皮内垂直増殖層、転移巣の完全なセットを含んでいる。原発巣と転移巣を持つメラノーマ症例のうち、RNAの精製度の高いNMの1セット(原発巣と転移巣、症例Toki)及びALMの1セット(色素性母斑、表皮内水平増殖層、真皮内垂直増殖層、転移巣)のRNAをDNAマイクロアレイ解析に供した。NMの症例#1の原発巣と転移巣における8,300遺伝子の転写レベルを比較した結果、10倍以上の転移巣>原発巣を示すcDNAが33種、10倍以上の転移巣<原発巣を示すcDNAが20種見出された。特に、転移巣で発現が20倍以上低下した遺伝子群は細胞表面蛋白質、シグナル伝達経路蛋白質、メラノサイト特異蛋白質などをコードする興味深い遺伝子を含んでいた。これらのcDNAよりPCRプライマーを作製し、RT-PCRによって多くの原発メラノーマ組織と転移メラノーマ組織間に発現の差があるものを選択中である。 今後、これらのcDNAよりPCRプライマーを作製しRT-PCRによって、又、candidate cDNAを固定したマイクロアレイを作製して、発癌と悪性化に関係する細胞遺伝子群の同定を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)