Project/Area Number |
14044092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
水野 一彦 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (10109879)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 有機ケイ素化合物 / 大環状化合物 / シクロファン / 光環化付加反応 / 光異性化反応 / スチルベノファン / スチルベン / 蛍光 / スチレン / フェナントレノファン / 環状π電子系化合物 |
Research Abstract |
優れた光応答機能をもつ含ケイ素大環状化合物の合成とその化学的・物理的性質を明らかにすることを目的として研究を行ない、以下の成果を得た。 (1)ケイ素上またはベンゼン環上に様々な官能基をもつ2,11-ジシラ[3.3]メタシクロファンを合成し、その構造および光化学的性質について検討した。その結果、ケイ素上にフェニル基をもつ[3.3]メタシクロファンは溶液中および結晶構造においてアンチ構造を有するのに対し、ケイ素上に水素をもつ[3.3]メタシクロファンは結晶構造においてシン構造、溶液中ではシン体とアンチ体の平衡にあり、低温にすることでよりシン構造の寄与が増大することを明らかにした。 (2)分子内にスチルベン部位を2個もつ含ケイ素大環状化合物を合成し、その構造、光化学的性質、および光化学反応に対する反応性について検討した。その結果、直接光照射では分子内光環化付加反応が、三重項増感による光反応ではシス-トランス光異性化反応が進行することが明らかになった。また、分子内光環化付加反応の効率は2つのスチルベン部位の距離に依存すること、およびシス-トランス光異性化反応における光定常状態比は基質および三重項増感剤の三重項エネルギーに依存することを明らかにした。さらに、ケイ素鎖で連結したスチルベノファンは無置換のスチルベンに比べて吸収スペクトルが長波長シフトし、蛍光量子収率が増大することを見い出した。2つのスチルベン部位の距離が近い場合には、スチルベン部位による分子内エキシマー発光が観測された。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)