時間分解紫外共鳴ラマン法によるセンサー蛋白の情報感知・伝達及び機能発現機構の解明
Project/Area Number |
14103003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical chemistry
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
北川 禎三 岡崎国立共同研究機構, 統合バイオサイエンスセンター, 教授 (40029955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 毅 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (30343742)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥67,340,000 (Direct Cost: ¥51,800,000、Indirect Cost: ¥15,540,000)
Fiscal Year 2002: ¥67,340,000 (Direct Cost: ¥51,800,000、Indirect Cost: ¥15,540,000)
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Keywords | 酸素センサー蛋白 / ヘム蛋白質 / 共鳴ラマン分光 / HemAT / Dos / 鉄-酸素伸縮振動 |
Research Abstract |
本研究の実施前に辞退する事になったため本格的な実施ではないが、特別推進研究においても関連課題を実施しているので成果の一部をここに記す。 バシラスという細菌の酵素分子センサーであるHemATという蛋白の共鳴ラマンスペクトルを測定し、酸素分子の特異的認識メカニズムを構造化学的に調べた。すなわち、HemATの鉄-酸素伸縮振動を同位体置換法で帰属し、この振動数が非常に低い事から、鉄に結合した酸素がまわりの蛋白と強く水素結合していると結論した。シグナル伝達部の長さを変えると、強く水素結合した酸素とそうでない酸素の存在比が変化したので、その水素結合が情報伝達に寄与していると考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)