幹細胞移植による子宮内胎児治療法の確立に関する研究
Project/Area Number |
14207072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Pediatric surgery
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
鈴木 盛一 国立成育医療センター研究所, 移植・外科研究部, 部長 (00111386)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥山 虎之 国立成育医療センター研究所, 遺伝診療部, 医長
絵野沢 伸 国立成育医療センター研究所, 移植・外科研究部, 室長 (40232962)
梨井 康 国立成育医療センター研究所, 移植・外科研究部, 室長 (60321890)
藤野 真之 防衛医科大学校, 公衆衛生講座, 助手
古関 明彦 千葉大学, 大学院・医学研究科・発生生物学部門, 教授 (40225446)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥27,950,000 (Direct Cost: ¥21,500,000、Indirect Cost: ¥6,450,000)
Fiscal Year 2002: ¥27,950,000 (Direct Cost: ¥21,500,000、Indirect Cost: ¥6,450,000)
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Keywords | 幹細胞 / 肝細胞 / マイクロアレイ / 子宮内胎児移植 / 幹細胞移植 |
Research Abstract |
現在肝細胞特異的であると考えられているいくつかの遺伝子が、肝細胞の同定に用いられているが、その数は非常に限られており、分化の段階に応じて発現する遺伝子についてはあまり知られていないのが現状である。また、ES細胞から肝細胞へ分化誘導させるためには、培養条件を詳細に検討する事が重要であると同時に、肝細胞へ分化する際の遺伝子の発現を理解する事が分化誘導への糸口になると考えられる。本研究では胎児より、将来肝臓になることが知られている組織を取り出し、マイクロアレイを用いて網羅的な解析を行うことにより、未熟な段階における肝細胞へ分化のマーカーの単離を検討する。胎齢8.5-9日のマウス組織から将来的に肝臓に分化すると思われる心臓原基と接近する前腸内胚葉及び心臓中胚葉組織を取り出し、両組織をそれぞれ単独あるいは接近させて培養した。心臓中胚葉と接近する前腸内胚葉由来の上皮細胞において免疫染色法を用いて、アルブミン陽性細胞の出現が確認できた。アルブミン陽性細胞出現前後の細胞集団からRNAを抽出した。抽出したRNAを用いて、マイクロアレイシステムにより発現している遺伝子を解析し、肝細胞に分化誘導するために必須の遺伝子を探索する予定である。得られた遺伝子発現情報を解析し、有用であると思われる遺伝子の発現をRNase Protection Assay (RPA)およびリアルタイム定量RT-PCR等によりより詳細に解析する。未知の遺伝子が見つかった場合には完全長のcDNAおよびGenomic DNAを単離する。また発現遺伝子のプロモーター領域の解析も行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(18 results)