Project/Area Number |
14380307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
岩井 一宏 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60252459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐浴 隆嘉 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30347497)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥9,700,000 (Direct Cost: ¥9,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥9,700,000 (Direct Cost: ¥9,700,000)
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Keywords | 蛋白質 / 生体分子 / ストレス / 脳神経疾患 |
Research Abstract |
ユビキチン修飾系は、E1(活性化酵素)/E2(結合酵素)/E3(ユビキチンリガーゼ)の3種の酵素群の働きによって標的蛋白質にユビキチンを結合させ、その機能を制御するシステムである。ユビキチン系の重要性はその選択的な基質識別能力によるものであり、E3:ユビキチンリガーゼが選択的な基質識別の中核を担うが、その識別にはリン酸化などの基質への翻訳後修飾が識別シグナルとなっていることが多い。本年度はユビキチン研究代表者らが明らかにしてきたユビキチン化の始動シグナルである酸化修飾とそれを識別するユビキチンリガーゼ:HOIL-1の研究を進めた。 我々はHOIL-1を酸化IRP2蛋白質を選択的に識別するユビキチンリガーゼとして同定し、酸化修飾を識別するユビキチン系の本体の少なくとも一部を明らかにし報告した(Nature Cell Biology in press)。また、HOIL-1はB型肝炎ウイルス発癌に重要なHBx蛋白質と結合するが、HOIL-1はHBxと結合することにより、HBxの機能に影響を与えることを見出しており、現在、解析を進めている。
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