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リヴィウスの『ローマ史』が近代の共和主義思想に与えた影響の検証

Research Project

Project/Area Number 14520088
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Politics
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

福田 有広  東大, 法学(政治学)研究科(研究院), 助教授 (00208951)

Project Period (FY) 2002 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords共和主義 / リヴィウス / マキアヴェリ / ハリントン
Research Abstract

本研究は、リヴィウス、マキアヴェリ、ハリントンの三者を主要な研究対象とし、後二者がリヴィウスの『ローマ史』をどのように受容したのかを検証することで彼らの共和主義の特質を抽出し、近代共和主義思想の展開につき新たな展望を得ようとするものであり、本年度は、文献を収集するとともに、基本的なアイデアを固め、今後の研究を進める上での内外の批評を仰ぐことが中心となった。これまでの暫定的な見通しについては、『デモクラシーの政治学』(東大出版会、2002年)所収の「共和主義」の形で公表し、2003年2月の東京大学政治理論研究会、同3月の九州大学政治学研究会で有益なコメントを得た。また、同3月、千葉大学での国際会議「公共性の再興」では、ペーパー'What is republicanism not about?'を発表した。以上の活動を通じて得た知見は、第一に18世紀のヒュームやフェデラリストを初めから視野に入れた方が全体の議論の見通しがよくなること、第二に共和主義がすぐれて近代のものであること(すなわち、共和主義が君主政と専制をセットで攻撃するのは、古代ギリシアのポリスの政治学が確立した、専制とポリスの政治の区別--後者の中で初めて6政体分類が成立する--が近代では理解されなかったがゆえであるということ)、そして第三に、ジョン・ロックの議論が共和主義とは対照的なのは、そこに抵抗権や人民主権論が含まれていることのみならず、人民及び国王の裁量権が認められていることにこそあると考えられることであった。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 福田 有広他: "デモクラシーの政治学"東京大学出版会. 307 (2002)

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      2002 Annual Research Report

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Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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