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建築空間の音声情報伝達性能に対応する物理指標に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14550598
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Architectural environment/equipment
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

翁長 博  近畿大, 理工学部, 助教授 (20233570)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords音声伝達性能 / 了解度 / STI / 聞き取りにくさ / D値
Research Abstract

本年度は音声伝達性能に対する反射音・残響音の影響に関して実験をおこなった。単語了解度試験法として標準となるものはないため、まず、親密度と音韻バランスを統制した4モーラ単語リストを用いて試験用音声の録音をおこなった。スピーチレートは4および8音節/秒、キャリアフレーズは有り・無しの4種類の試験用音声を作成した。これらの試験用音声を用いて無響室内に合成した残響音場に対して了解度試験をおこなった。その結果は、スピーチレート8音節/秒でキャリアフレーズ有りの試験用音声を用いることで音場の変化に敏感な了解度試験法となることが明らかとなった。
これとは別に、教室から大講堂までの広範囲の音場に対してインパルスレスポンスを収録し、これに試験用音声を畳み込んで音声伝達性能の主観評価指標の一つである「聞き取りにくさ」に関して聴感試験をおこなった。室容積が最小の191m^2から最大67000m^2までの全体のデータに対しての相関は、いずれの物理指標も高い値を示すが、容積区分毎に相関をとると低くなる事が明らかとなった。特に、D値などの初期エネルギー比に関係するタイプの評価指標は、同一室内で主観評価には大きな違いがないにも関わらず物理指標は大きな範囲に値が分布していることが明らかとなった。STIはこれらの指標より分布のまとまりはよく、「聞き取りにくさ」と比較的高い相関をしめしている。STIは理論的には主観評価と対応しない面があることが明らかであるが、改良を加えることで主観評価とよく対応する尺度となりうる可能性があるものと思われる。今後さらにこの点に関して追求していく予定である。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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