フローサイトメトリー法を利用した活性化血小板検出法の臨床応用
Project/Area Number |
14572188
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
安藤 泰彦 東海大, 医学部, 教授 (50051470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 勇人 東海大学, 医学部, 助教授 (20174196)
布施川 久恵 東海大学, 医学部, 助手 (20238645)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 活性化血小板 / フィブリノゲンレセプター / CD62P / CD61 / 3カラーフローサイトメトリー |
Research Abstract |
心筋梗塞、脳梗塞で代表される致死的動脈血栓症の治療、特に脳梗塞の再発予防などに抗血小板薬が有効であったとする大規模臨床研究が報告されている。 一方で、フローサイトメトリーと血小板活性化特異的なモノクローナル抗体を利用した血小板活性化測定法は、簡便で、再現性、定量性、感度、特異度などにおいて優れている。今回、申請者は、この方法を用いて、(1)モノクローナル抗体(MoAb)として、血小板活性化によって出現するフィブリノゲン受容体を認識するPAC1、血小板の放出反応に伴って血小板表面に出現するα顆粒膜糖蛋白CD62を標識するMoAb、の2種類のMoAbを用い、疾患別、病態別に2種類のMoAb陽性パターンの特徴を検討した。 (2)対象患者:急性脳梗塞、慢性脳梗塞、睡眠時無呼吸症候群など 血小板活性化の測定は、これまでの基礎的研究の成果をふまえて、次のように行なった。 21ゲージの翼状針をもちいて2シリンジ法により採血し、3.14%クエン酸ナトリウム1/10容を加えて抗凝固した。15分以内に蛍光色素FITC-PAC-1、PE-CD62P、PerCP-MoAb-CD61の混合液と15分間反応させ、さらに1%パラホルムアルデヒドで固定し、試料とした。フロサイトメトリーメーターは、BD社FACScan(現有機器)を用いて3カラーで測定した。 結果; 急性および慢性脳梗塞患者群は、血小板活性化マーカーが正常人と比較し有意に高値となり(PAC-1、MoAb-CD62陽性率、P<0.01)、さらにCD62Pについては、急性期が慢性期より有意に高値となった(P<0.05)。また、睡眠時無呼吸症候群においては、PAC-1、CD62Pともに正常人と比較し有意に高値となったが、特にPAC-1が高値であるのが特徴であった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)