Project/Area Number |
14608018
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Environmental dynamic analysis
|
Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
小達 恒夫 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (60224250)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野木 義史 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (90280536)
山内 恭 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 教授 (00141995)
福地 光男 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 教授 (80099936)
田口 哲 創価大学, 工学部, 教授 (40277877)
渡邉 修一 海洋科学技術センター, 海洋観測研究部, 研究主幹 (00167131)
|
Project Period (FY) |
2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
|
Keywords | 南極海 / 地球環境 / 日本南極地域観測隊 / 温暖化関連ガス / 生物生産 / 研究体制構築 / 国際研究者交流 / 豪州:合衆国:ニュージーランド |
Research Abstract |
地球規模環境変動を予測する上において、地球の表面積の70%を占める海洋の役割は無視できない。とりわけ、全海洋面積の約10%を占める南極海は、地球を巡る海洋深層大循環の中間地点であり、熱・塩の循環過程や大気・海洋間の物質・エネルギーのカップリング過程の解明が最重要研究課題である。また、極域海洋には海氷生成に伴うユニークな生態系が存在し、夏季の短期間にダイナミックな生物生産が行われる。この生物生産過程に関連して海洋プランクトンが生成する地球温暖化に関わる溶存ガス成分の大気への放出過程や、大気から海洋への吸収過程の解明は、地球規模温暖化現象を正しく理解するための最重要課題である。 本研究では、現在の南極海におけるサイエンステーマを再検討するとともに、国内の研究機関・研究者間のみならず国外の研究機関・研究者を含めて、現場観測体制及び観測データ・サンプルの処理体制について更なる調査・検討を行い、日本の主導による総合的な国際共同研究体制の構築をすることを目的とした。 研究代表者の所属する国立極地研究所は、全国共同利用の研究機関であり、共同研究の一環として研究集会・ワークショップ等を開催している。平成13年度の第43次観測隊(以下、JARE-43)に始まった「専用観測船」航海における観測テーマも、こうした集会において検討されたものである。平成14年度には、当該科学研究費補助金を受けて、JARE-43で得られた観測のデータ管理及び成果取りまとめに関する集会、更に平成14年度出発のJARE-44「専用観測船」航海での観測内容の打ち合わせが行われた。また、国際的には、ニュージーランド水圏大気研究所との南極海海洋研究打ち合わせや、ゴードン・リサーチ・コンファレンス(極域海洋研究)におけるJARE-43「専用観測船」研究成果の紹介を行った。こうした活動を通して、研究者グループの連携が図られ、今後、南極海と地球環境に関する総合研究の組織的研究活動が期待される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)