Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
1 本年度は、本研究の最終年度であるので、これまでに蓄積してきた日本古代史に関する数値データ(主として正倉院文書、『延喜式』)の統計学的分析を行うことを主たる目的とした。そのための基礎的な統計ソフトであるSPSSを13.0にバージョンアップした。2 平成16年8月に、統計学、特にMDS (Multidimensional Scaling)の専門家である岡太彬訓氏(立教大学)をお招きして、同手法の解説をうけ、その上で、数値データを提示して、MDSによる分析に適合的なデータを検討した。その結果、月借銭関係のデータに特に注目する方向性が見えた。3 平成17年3月に研究会兼打合会を開き、研究成果報告書の構成、内容、執筆者について検討した。前回の研究会でクローズアップされた月借銭関係のデータの性格、分析手法についてさらに検討を加えた。4 研究成果報告書に収録する内容を作成中である。
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