気候変動復元のための地表面温度形成過程の解明と地球深部データ温度の活用
Project/Area Number |
14654081
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature (2003-2004) Nara University of Education (2002) |
Principal Investigator |
谷口 真人 総合地球環境学研究所, 研究部, 助教授 (80227222)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 気候変動復元 / 地下温度 / 地表面温度 / 地下深部 / 逆解析 / 温暖化 / 都市化 / 地下水温鉛直分布 / 地下深部温度 |
Research Abstract |
本研究の目的は,(1)地下温度を用いた気候変動復元における「地表面温度」と「気温」との差を明らかにすることと、(2)従来、地殻熱流量推定などの目的で測定された、地球深部の地下温度データーを気候変動復元のためのデータとして活用することである。本研究では、東京・大阪・熊本など、これまでに浅層地下水温の詳細調査が行われた地域に、新たに京都・静岡を対象地域加え、地表面・土壌温度の連続測定を行った。また、過去に連続測定された地表面・浅層地温と、地下水温分布から推定された気候変動(地表面温度変動)を比較することにより、推定される「地表面温度」と「気温」との差を明らかにした。解析の結果、地下温度から推定した地表面温度変動と気温との差には、緯度依存性、降水量依存性があることが明らかになった。また12地域において、深層温度データと浅層地下水温分布を組み合わせることにより、より精度良く地域地温勾配を決定することができ、これを用いて気候変動復元を試みることにより,大気-陸面-地球深部の連続系における「気候変動を含めた地球熱学」の手がかりを得ることができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)