Project/Area Number |
14654126
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
機能・物性・材料
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中村 貴義 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (60270790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 定 北海道大学, 理学研究科, 教授 (00155011)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 分子ローター / Ni(dmit)_2 / 分子磁性体 / 分子性導体 / クラウンエーテル |
Research Abstract |
1.[Ni(dmit)_2]結晶内に分子ローター構造を構築した。 種々のクラウンエーテルおよびアリールアンモニウムを組み合わせ、構造を形成した。本年度は、アニリニウムと18-crown-6からなる分子ローター構造を導入した系について、μSRを用いて詳細な物性測定を行ったところ、Ni(dmit)_2が示す磁性は低温でオーダーせず、スピンラダー的な磁性を保つことを明らかにした。また、18-crown-6自体が回転している系について高圧下での磁性を検討することにより、回転と磁性の関連について詳細に検討を行った。高圧SQUIDに関する実験から、回転は4kbar程度の加圧により止まることが判明した。また、新たに12-crown-4を導入した系について検討を開始した。 2.[Ni(dmit)_2]結晶内にキラルなカチオンを導入した。 分子の1方向への回転を目指し、まず、キラルな環境を導入するため、キラルカチオンをカウンターカチオンとする、Ni(dmit)_2塩を作製した。昨年度までに得られている1,2-diphenylethylene-diamine、2-ammo-1-phenylethanol及び、1-Aminoindanの4級塩を導入した系について結晶構造と電子物性の相関について検討を行った。また、S, R体およびdl体の1-Indanのアンモニウム塩を導入した系を新たに作製し、カウンターカチオンのキラリテイとNi(dmit)_2の配列との相関について検討を行った。
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