多層カーボンナノチューブを用いる量子伝導センサーの開発
Project/Area Number |
14655003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied materials science/Crystal engineering
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
落合 勇一 千葉大学, 工学部, 教授 (60111366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 伸之 千葉大学, 工学部, 助手 (60312930)
清水 正昭 富士ゼロックス株式会社, 中央研究所, 所長
林 立弘 千葉大学, 電子光情報基盤技術研究センター, 中核的研究機関研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | カーボンナノチューブ / 生体分子 / DNA / 量子伝導センサー / コヒーレント / 集束イオンビーム / 静電捕獲法 / 電界効果トランジスター / カーボンナノチューブ(CNT) / 収束イオンビーム / 接触抵抗 / 電気抵抗 |
Research Abstract |
本研究では,量子伝導状態のカーボンナノチューブ(CNT)に、電気特性の未知なDNA等の生体分子を付着させた際に生じる量子伝導変化を探知する様子を調べることで、新しいセンサーとしての利用を試みることを目的としている.本年度は、CNTと生体分子を組み合わせたナノデバイスの実現とその特許化をめざし、研究を行った。 1.50nmギャップを持つ、超微細電極の作製 DNA等の極微生体分子におけるコヒーレントな量子伝導効果を探知するためには生体分子の長さ以下のギャップ長を持ち、生体分子に対してバリアの少ない材料による微細電極が必要という観点から、CNTによる微小電極の作製を行った。2端子電極を取付けた1本のCNTを集束イオンビーム(FIB)で切断することで、50nmというギャップ長を持つCNT電極の作製に成功した。さらに、その際に基板上に形成される深さ100nm、長さ1μm程度の溝がDNAを貯蔵するのに有効であることも確認され、併せて特許出願を行った。 2.静電捕獲法によるDNA分子の配置 FIB加工によって作製したCNT電極間にDNAを選択的に集める方法として、静電捕獲(ET)法採用し、DNAの配置を試みた。超純水中に分散したDNAをCNT電極上に滴下し、高周波電圧(周波数2MHz、電圧10V)を1時間印加することでCNT電極間に最も効率よくDNAを集められることがわかった。 3.CNT電極間に配置したDNAの電気特性の調査 今年度はランダムなDNAではなく、特性をより理解しやすいグアニンとシトシンのみからなるpoly dG-dCを用いてET法により捕獲を行い、電気特性の評価を行った。2×10^<-6> Torrの真空下において電流-電圧特性を測定したところ非線形ではあるが電流を観測し、ゲート電圧に対して明瞭なp型特性が観測されたととから、CNT電極が機能していることが実証された。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)