海洋微生物の多様性と物質循環フラックスに関する基礎的研究
Project/Area Number |
14656077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
浜崎 恒二 広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | ブロモデオキシウリジン / 海洋微生物 / 多様性 / 16S rRNA / 細菌生産 / 増殖 / 海洋細菌 / BrdU / DGGE |
Research Abstract |
(1)Single-cell BrdU法-特異的プローブとの併用: 広島湾より約30種類の海洋細菌を分離し、16S rRNA塩基配列による系統解析を行った。この培養株を用いて、海洋の主要系統群に対するFISH法及びBrdU免疫染色法を行い、特異性の検討と条件設定を行った。 (2)BrdU/DGGE法による活性細菌群集の解析: 瀬戸内海及び、西部北太平洋(東大海洋研究所共同研究)、サロマ湖(北大低温科学研究所共同研究)を実施し、活性細菌群の時空間変動をモニタリングするための試料を採取した。瀬戸内海において常に出現する細菌種、適当な条件下で出現する細菌種等を特定し、特異的なプローブをデザインした。 (3)Single-cel BrdU法によるモニタリング: 天然海水にBrdUを加えて培養し、FISHプローブを用いて、活発に増殖する細菌種の生物量、増殖速度を測定する実験を行った。同時に、全BrdU取り込み量を免疫学的に測定し、群集増殖速度を推定するための実験も行った。東大海洋研究所白鳳丸のRI施設を用いて、BrdU法と従来の放射性チミジンを用いる海洋細菌生産量測定法との比較データを集めた。 本研究の成果は、国内外の学会発表3件や招待講演2件として公開され(第6回国際バイオテクノロジー会議2003年9月、第19回日本微生物生態学会2003年10月、日仏ワークショップ招待講演2003年11月、第6回VNC研究会招待講演2004年2月、第10回国際微生物生態学会2004年8月)、解説一報、原著論文一報にまとめられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)