エロンガン遺伝子欠損マウスを用いた転写伸長相の制御と細胞増殖制御との関連性の解明
Project/Area Number |
14657040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
麻生 悌二郎 高知大学, 医学部, 教授 (20291289)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | エロンガン / 転写伸長 / ES細胞 / VHL癌抑制遺伝子 / ジーンターゲティング / 散発性腎癌 / RNAポリメラーゼII / 分化 |
Research Abstract |
1.転写伸長因子エロンガンAの遺伝子欠失ES細胞の解析 エロンガンAの機能と細胞の増殖および分化との関連について明らかにするために、エロンガンA遺伝子を欠失したES細胞とマウスとを作製した。ヘテロ欠失型ES細胞は野生型と差を認めないが、ホモ欠失型では細胞増殖速度が約1/3に低下し、細胞サイズの増大と多倍数体の増加という細胞分裂の遅滞に類似した表現型を示すことが判明した。次いで、野生型とホモ欠失型のES細胞間で遺伝子発現プロファイルを比較したところ、欠失により発現が低下した遺伝子には、collagen IV-α1およびα2、laminin B1-subunit 1、等の原始内胚葉の分化マーカーが含まれ、一方、発現の増加した遺伝子には、Rex-1、Oct3/4、等のES細胞の未分化マーカーが認められ、エロンガンAがES細胞の未分化性の保持に関与している可能性が示唆された。 2.転写伸長因子エロンガンAの遺伝子欠失マウスの作製 作製したエロンガンAの遺伝子改変マウスについては、ヘテロ欠失マウスは正常に発育しこれまでのところ野生型マウスと明らかな差異を認めない。ホモ欠失マウスは、胎生10.5日頃に低形成のために致死となることが明らかとなった。現在、病理学的解析等により死因の特定に努めているところである。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)