新規蛋白質tomoregulinの血管新生抑制機序解明と血中濃度測定系の確立
Project/Area Number |
14657139
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
坂本 長逸 日本医科大学, 医学部, 教授 (30196092)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | tomoregulin / shedding / erbB4 / 細胞増殖反応 / 血管内皮細胞 / ELISA |
Research Abstract |
(1)TRの消化管粘膜における局在と血中TR測定系の確立- TRは胃線維芽細胞よりクローニングしたものの、in vivo胃粘膜組織、胃潰瘍組織ではその発現は観察しえなかった。一方、前立腺癌においては癌細胞に強い免疫活性、蛋白発現を認めた。前立腺癌腫瘍マーカーとしてTRが利用可能か否かを確認するべく血中濃度測定用ELISAの開発を試みた。前立腺癌培養液中のTR濃度測定は可能であったが、血中濃度測定について種々試みたが充分な濃度では測定し得なかった。 (2)TR shedding機序解明に関する検討- 前立腺癌、グリオーマA172株の培養液上清中にTR免疫活性を確認することができるので、TRは細胞膜から切断され細胞外へ放出されることが示唆される。どのような刺激によりTR放出が刺激されるかを検討したところ、炎症性サイトカインIL-1β、及びTNFα刺激によりA172培養液上清中にTR蛋白が放出刺激されることを見出した。このTR sheddingはIL-1β、TNFαのNF-kBの活性化とその後のメタロプロテアーゼの活性化により刺激される。このようなsheddingの増加にも関わらず、IL-1β、TNFαはTR mRNAの転写活性は刺激しない。したがって、TRの発現調節については更に今後の検討が必要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)