新しいCO-stimulatory分子Dectin-2リガンド遺伝子の同定
Project/Area Number |
14657205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
荒金 兆典 近畿大学, 医学部, 講師 (40232045)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 記代美 近畿大学, 医学部, 助手 (10330284)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | dectin-2 / 中波長紫外線 / 接触過敏反応 / トレランス / UVB / マウス / Dectin-2 / Dectin-2リガンド / T細胞クローン / クローンニング |
Research Abstract |
実験動物(マウス)の剃毛背部に1000 J/m^2中波長紫外線(UVB)照射(あるいは対照光線照射)を4日間連続で行い、照射部位に0.5%ハプテン(dinitrofluorobenzene ; DNFB)を塗布し感作を行った。感作5日後にはマウス個体内で既にsuppresorT細胞(Ts)が形成されていることが知られているので、同マウスよりTリンパ球を分離しビオチン化したリコンビナント可溶性dectin-2(sDec2)を用いFACS(fluorescence activated cell sorter)解析を行った。その結果、sDec2に結合するT細胞はUVB照射されDNFB感作された個体でのみ優位な比率で存在したが、感作を行わない群、感作のみを行った群では低比率のsDec2結合細胞を認めたのみである。このことからdectin-2と結合能を持つT細胞はトレランスが成立した個体で有意な比率で誘導されることが判明した。さらに種々のT細胞表面マーカーを用いビオチン化sDec2と3重染色を行いsDec2結合細胞の表現系を検討した。その結果CD4+CD25+T細胞がsDec2と結合親和性を持つことが明らかになった。 CD4+CD25+T細胞は調節型T細胞(immunoregulatory T cells, Treg)と呼ばれ、その免疫調節能(従来のサプレッサー活性と同義)が最近注目を浴びている。とりわけ、Tregの機能低下が種々の自己免疫疾患(1型糖尿病、多発性硬化症、橋本病など)の原因と考えられ、免疫調節の中心的役割を演じると考えられている。今回の研究計画によりdectin-2のリガンドを所有する細胞としてCD4+CD25+Tregが明らかになった。今回の検討ではdectin-2リガンドの遺伝子構造はいまだ明らかではないが、今後この点に関し検討する余地がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)