Project/Area Number |
14657329
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
|
Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
杉尾 賢二 (2004) 産業医科大学, 医学部, 助教授 (70235927)
竹之山 光広 (2003) 産業医科大学, 医学部, 助手 (10309966)
山下 智弘 (2002) 産業医科大学, 医学部, 助手 (30341530)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花桐 武志 産業医科大学, 医学部, 講師 (30299614)
菅谷 将一 産業医科大学, 医学部, 助手 (40352306)
杉尾 賢二 産業医科大学, 医学部, 助教授 (70235927)
竹之山 光広 産業医科大学, 医学部, 助手 (10309966)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | CD4 / CTL / 腫瘍抗原 / 肺癌 / 悪性黒色腫 / 癌精巣抗原 / HLA |
Research Abstract |
当科で樹立されHLAクラスI分子とともにHLAクラスII分子を細胞表面に発現した腫瘍細胞株を用いて、平成14年度より腫瘍特異的CD4陽性T細胞およびCD8陽性T細胞(cytotoxic T-lymphocyte : CTL)の解析を進めてきた。腫瘍特異的CD4陽性T細胞はサイトカインを産生し、CTLの誘導および活性化に関与していると推察されている。昨年度までに悪性黒色腫G613症例において腫瘍特異的CD4陽性T細胞を4クローン、腫瘍特異的CTLを7クローン樹立した。 本年度は悪性黒色腫細胞株G613MからmRNAを採取しcDNAライブラリーを作成するとともにHLAクラスII遺伝子とインバリアント鎖をクローニングし、cDNA発現クローニング法を用いてCD4陽性T細胞が認識する腫瘍抗原の同定を行っている。 同様に肺癌症例A529症例においても腫瘍特異的CD4陽性T細胞を1クローン、腫瘍特異的CTLを3クローン樹立した。 一方、SEREX法を用いて、液性免疫の認識する複数の腫瘍抗原を単離することができた。すなわち肺大細胞癌症例(A904)において、22種類の腫瘍抗原を同定した。また、肺多形癌症例(G603)においても、3種類の腫瘍抗原が同定され、うち1つは癌精巣抗原(MAGE-B2)であった。このように液性免疫に認識される抗原は、CD4陽性T細胞も認識する腫瘍抗原であるといえる。 今回の研究において、悪性黒色腫症例および肺癌症例において、複数の腫瘍特異的CD4陽性T細胞クローンを樹立できた。また、SEREX法により、液性免疫に認識される多数の腫瘍抗原を同定することができた。
|