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遺伝子組み替えアデノウイルス標識法による新たな末梢神経再生機構の確認

Research Project

Project/Area Number 14657361
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

平野 茂樹  新潟大学, 医学部, 教授 (10018765)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 遠藤 直人  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10251810)
Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Keywords神経再生 / 座骨神経 / 末梢神経 / ラット / アデノウイルス / tau-LacZ / マイクロウエーブ / 前角細胞 / 運動神経 / GFP / LacZ
Research Abstract

昨年度tau-LacZウイルスによる標識にマイクロウエーブ脱灰装置を応用することで脊髄深部にある標識細胞の発色を促進できることを見いだした。そこで今年度はtau-LacZウイルスによる標識で末梢に伸びる再生線維の検出を行った。術式は昨年同様麻酔下で成体ラットの座骨神経を大腿部で剖出し、脛骨・腓骨神経分岐部から1センチ遠位で腓骨神経を切断し、その断端にtau-LacZ遺伝子組み替えアデノウイルス浮遊液を付着させ、標識した。術後48時間から4週までの間にパラフォルムアルデヒド固定液で潅流固定した。固定後、座骨神経を手術部位から脊髄まで連続して取り出し、X-gal発色基質に入れた。ここでマイクロウエーブで処理し、基質の組織深部への浸透を促進させながらLacZの発色を行った。発色後、実体顕微鏡下で発色した末梢神経を脊髄実質を削りながら剖出し、前角細胞の枝であることが確認できるまで追跡した。その結果、末梢から追跡した標識線維が脊髄内で合流し一本になっていたもの1例、樹状突起から分岐した突起が末梢神経となって軸索とは別の根に侵入したもの2例、軸索から分岐した突起が軸索と同一根の近くまで伸びていたもの1例が観察された。
以上のことから、本研究の自的である「末梢神経切断による軸索再生が脊髄内からも生じる」という仮説が証明できた。今後論文にして報告を行うためにはもう少し事例を増やす必要があり、現在その作業を行っている。なお本研究を通して、マイクロウエーブによる基質浸透の促進が確認され、本装置が類似の研究に強力な力になることも確認された。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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