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術後癒着防止を目的とした羊水中の創傷治癒促進・癒着形成抑制因子の分離とその同定

Research Project

Project/Area Number 14657414
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

村上 節  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20240666)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺田 幸弘  東北大学, 医学部附属病院, 助教授 (10260431)
Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsヒト羊水 / 細胞増殖 / 創傷治癒 / 羊水 / 表皮角化細胞
Research Abstract

【目的】羊水中の創傷治癒因子、癒着防止因子の存在を動物実験系で確認することを目的とした。これに先立ち、細胞培養系を用いたバイオアッセイ系を確立するために、表皮角化細胞を用いた培養実験を行った。
【方法】羊水の準備:羊水過多の治療及び診断のために羊水穿刺を行う患者より同意を得てその検体の一部をもらいうけた。妊娠20,27,30,37週の検体を用いた。培養に用いるまで-80℃にて保存。提供者の細胞の混入をさけるために使用前に0.25μフィルターを用いて濾過を行った。
細胞培養:表皮創傷治癒実験モデルとして正常ヒト新生児包皮表皮角化細胞(クラボウ)を用いた。培養液はMedium154S-HGKS(クラボウ)を用いた。培養液に10%羊水を添加し、対照として10%PBS添加培養液を用いて、細胞数1.25×104cells/mLより培養を開始した。37℃、5%CO2の条件下で加湿インキュベーターにて培養し、培養3日目に0.25%トリプシンEDTAを用いて細胞をフラスコ付着面より剥離した後に細胞数をカウントした。
【結果】いずれの週数においても羊水添加培養液の方に細胞増殖が早いことが認められた。週数間の差については20週において早い傾向が認められたが症例数が少なく、週数間に有意な差は検出されなかった。
【考察】ヒト羊水の添加により、正常ヒト表皮角化細胞の増殖能は亢進した。このことは羊水中に含まれる何らかの因子が、皮膚損傷の場における表皮角化細胞の細胞増殖を助け、創傷治癒をもたらすことを示唆している。また、この作用は妊娠後期よりも中期の羊水につよく認められ、この作用をもたらすのは妊娠中期に高含有量となる物質であることが推定された。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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