ステロイド産生細胞特異的ミトコンドリア酸性タンパク(StAMP)の機能解明
Project/Area Number |
14657428
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮越 敬 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70265883)
田中 守 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (20207145)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | StAMP / ミトコンドリア / Ad4BP / SF-1 |
Research Abstract |
本年度の研究では、以下の検討をおこなった。 1,StAMPの発現調節機構 種々の長さのStAMPゲノムDNAの5末端非翻訳領域を、ルシフェラーゼ産生能を有するレポーターベクターに組み込み、ステロイドホルモン産生・非産生細胞にトランスフェクションし、ルミノメーターでルシフェラーゼ活性を測定した。その結果、Ad4BP/SF-1結合可能領域を欠如するレポーターベクターでは、ルシフェラーゼ活性が有意に低下し、Ad4BP/SF-1がStAMPの発現調節を行っている可能性が示唆された。さらに、In vitroでAd4BP/SF-1のpromoter bindingを検索するためにgel shift assayを行うためのDNAおよびリコンビナント蛋白を作成した。 2,StAMPのミトコンドリア局在シグナルの研究 本年度は、StAMPのミトコンドリア局在シグナルを検討するためにGFP結合StAMP蛋白を3T3細胞内に発現させ、ミトコンドリアに局在していることを確認することが確認された。現在、種々のStAMP蛋白の部分を欠如させたGFP結合蛋白を作成し、ミトコンドリア局在シグナルの検討を行っている。 3,Ad4BP/SF-1とStAMP蛋白との局在の比較 種々のマウス組織切片を使用し、Ad4BP/SF-1蛋白が発現している部位でのStAMP蛋白の局在を検討した。その結果、StAMP蛋白は、脳内で下垂体、副腎皮質の全層、脾臓の類洞内皮細胞、精巣のLeydig cell、また、マウス胎児の副腎原器発現していることが明らかとなり、これまで知られているAd4BP/SF-1の発現部位と完全に一致した。現在、マウス胎児性腺発達における発現につき検討を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)