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WT-1遺伝子変異を有するWilms腫瘍由来後腎芽間葉細胞株の増殖・分化機構の解析

Research Project

Project/Area Number 14657453
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatric surgery
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

金森 豊  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20221187)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 正彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00270877)
Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
KeywordsWilms腫瘍 / 後腎芽細胞 / WT-1遺伝子 / WT1遺伝子
Research Abstract

平成14年度には、我々の樹立した細胞株2種類はいずれもFibroblast grown factor(FGF)によく反応して増殖することから、本細胞株はFGF依存性の増殖細胞であると結論した。その他の細胞増殖因子はこれまでにHGF, Insulin-like growth factorI, II, EGF、activinを検討したがいずれも増殖を誘導できなかった。
また、この細胞株は電子顕微鏡による観察では、微細形態上は細胞内器官の未発達な点が未熟な間葉系細胞に類似した形態をとっており、形態上は間葉系幹細胞と類似していることが示された。
平成15年度はこの細胞が幹細胞としての性質を有しているかの検討を行ったが、脂肪細胞分化誘導に関して細胞株の一部が大きな顆粒を有した脂肪細胞類似の細胞形態に分化したが、コントロールとして用いた間葉系幹細胞の多くが脂肪細胞に分化したのに比してその分化誘導能は低く、間葉系幹細胞とは異なる分化能を有した細胞であることが判明した。また、この細胞株のin vivoでの増殖・分化誘導能を確かめるためにヌードマウスやSCIDマウスに移植する実験をおこなったが細胞が生着しなかったために確認できなかった。
本年度の研究成果では本細胞株が後腎芽細胞株の性質を有しているが幹細胞としての多分化能を有していることは明らかにできなかった。Wilms腫瘍の多彩な組織構成を形成する名分化能に関しての検討は今後も進めていく予定である。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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