幹細胞より再構築した唾液腺移植による再生医療法の開発
Project/Area Number |
14657532
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白砂 兼光 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (30093420)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 唾液腺 / 組織再生医療 / 組織培養 / 増殖因子 / 上皮・間葉相互作用 / 分枝形成 / 発育、分化 / カルシュウム / デスモソーム / HGF / c-met |
Research Abstract |
唾液腺組織再生医療開発を目指して、以下の2つのプロジェクトを進めている。 その1つはヒト正常唾液腺から組織培養によって腺房細胞などへ分化する唾液腺幹細胞をin vitroに分離する試みである。低カルシュウム濃度にある種の増殖因子を加えた無血清培地下の培養によって幹細胞と思われる均一な細胞集団が得られる。それら細胞はカルシウムの濃度変化や細胞外マトリクスゲル中で3次元培養するとアミラーゼ分泌能をもつ腺房細胞に分化する。唾液腺の再生医療に発展させるには増殖、分化させた腺房細胞を生体に戻した後の細胞動態を追跡することが必要であると考え、動物実験に発展させる計画を進めている。他方のプロジェクトはマウス顎下腺の器官培養法を用いた唾液腺発生の研究である。発育・分化について分枝形成を指標にみているが、上皮の増殖や分枝形成にはフィブロネクチンやラミニンなどの細胞外マトリクスと間質から分泌される増殖因子とが必要であることを確認した。分枝形成に重要な役割を担う因子を利用することによって唾液腺の形態形成がin vitroで可能になると想定し、実験を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)