先天性不正咬合マウス(BALB/c-bm/bm系)を用いた不正咬合モデルの確立
Project/Area Number |
14657537
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
飯田 順一郎 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (90151232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日下部 豊寿 北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80322824)
岡本 亨 北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (30301914)
佐藤 嘉晃 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (00250465)
梶井 貴史 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (60322822)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 不正咬合マウス / BALB / cマウス / brachymorphism / bm / 短肢症 |
Research Abstract |
BALB/c-bm/bmマウスは、先天的に短肢症を生じるC57BL-bm/bmマウスからのbm (brachymorphism)遺伝子をBALB/c系マウスに自然交配したものである。bm遺伝子は常染色体劣性遺伝の形をとるが、このBALB/C-bm/bmマウスのうち約10%のものが不正咬合(前歯部水平的交叉咬合)を発症する。我々はこのマウスを不正咬合の実験モデルとして確立することを目的とした。 前年度までに、BALB/cマウスやBALB/c-bm(+)(ヘテロ)マウスでは交叉咬合を発症しないことより、bm遺伝子は前歯部交叉咬合の発症に必要不可欠な因子のうちの一つであることが示唆された。 今年度は、BALB/c-+/+マウス(以下、対照マウス)、BALB/c-bm/bmマウスのうち不正咬合を発症しないもの(以下、正常咬合マウス)と発症したもの(以下、不正咬合マウス)の3群において3週齢と13週齢をそれぞれ解剖して下顎頭軟骨を採取し、硫酸化グリコサミノグリカン(以下、S-GAG)をdimethylmethylene blue法にて定量した。さらに、3群の13週齢を用いて、上下頭部X線規格写真を撮影し下顎骨の位置と形態を計測した。結果を下に示す。 1、経年比較では、3群とも3週齢の方が13週齢に比べて高いS-GAG濃度を示した。群間比較では、3週齢において、対照マウスに比べて正常咬合マウスと不正咬合マウスでは低いS-GAG濃度を示した。13週齢においては、対照マウスと正常咬合マウスに比べて不正咬合マウスでは有意に低いS-GAG濃度を示したものの、偏位側と非偏位側とに差は認められなかった。2、上下頭部X線規格写真より、不正咬合マウスでは非偏位側の下顎頭は偏位側より前方に位置し、下顎長には偏位側と非偏位側との間に有意差は認められなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)