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日本の伝統的自然観と理科教育・科学教育の調停

Research Project

Project/Area Number 14658049
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Science education
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

川崎 謙  高知大学, 教育学部, 教授 (00116451)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords理科教育 / 科学教育 / 伝統的自然観 / 非西欧文化圏 / 言語文化共軛不可能性 / 言語文化共役不可能性
Research Abstract

現在地球規模で行われている科学教育(我が国においては「理科教育」)は、その教育が行われている言語文化的背景に従って区別されなければならないという主張をこれまで行ってきており、Canadian and International Education Vol.31(2002)19-51等にその成果を発表してきている。本萌芽研究は、各文化圏における科学教育(当然言語文化的共軛不可能性によって区別される)を、西欧自然科学に偏することなく公平に比較する方法の確立を目的として企画された。西欧自然科学に偏することなくという点において、科学教育は伝統的自然観との和解が図られるであろう。これが本研究題目の由来であり、この題目の下、本研究は本質的に比較という知的営みを含んでいる。比較とは、類-種関係の枠組みにおいて初めて可能となる。類において同質性が保障され、種において相違が始めて明らかになるのである。この意味において、言語文化的共軛不可能性に焦点を当てる研究は、種の相違を記述することに重心が置かれているといえる。これに対して、本研究が目指したことは類似性を記述する枠組みの確立である。この枠組みについては、2002年7月にタウンズビルにおいて開催されたASERA2002、及び2003年7月メルボルンにおいて開催されたASERA2003においてそれぞれ発表した。またこれらの成果を受けて、これらの言語文化的事情を教育現場において現実に克服する方策を現職の小学校教諭の協力を得て明らかにし、その成果の一部は日本科学教育学会(於金沢工業大学)で発表した。その研究において、授業記録のための機器を整備し本研究に役立てると共に、本研究の将来への発展の可能性を探った。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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