イーラーニングによるリカレント教育が学校に不適応な教員の自己効力感に及ぼす研究
Project/Area Number |
14658053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
成田 滋 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10172587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上西 一郎 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (10314519)
古川 雅文 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (80153518)
長瀬 久明 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10127269)
棟方 哲弥 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 室長(助教授) (70229938)
山城 新吾 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (10346299)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 不適応教 / リカレント教育 / イーラーニング / 自己効力感 / 不適応な教員 / 情報通信技術 |
Research Abstract |
学校に不適応症状を示す教員が、自宅から研修所や教育センターへ通って研修を受けるこれまでのリカレントの研修の在り方から、ネットワークなどのICTを使った遠隔での研修というパラダイムを基本とするのが本研究の視点である。ICTを活用した遠隔でのリカレントの教育は、いつでも、どこでも、自分のペースで、誰にでもというe-Learning(イーラーニング)の非対面でかつ非同期という特徴を有し、教師教育への新しい展開を示している。本研究は、以上のような学校教員が抱える不適応という深刻な課題を次の点から研究することであった。 (1)e-Learningによるリカレント教育の有効性 (2)e-Learningが特徴とする非同期、非対面の研修が不適応教員のリカレント教育に及ぼすプラスの効果 (3)e-Learningが不適応教員の自己効力感に及ぼす影響 (4)e-Learningによる研修が対面的なリカレント教育との組み合わせでもたらす相乗効果 本研究では、不適応教員の実態調査は関西圏に限定し、インタビューによって行った。その結果、自宅などにおけるリカレント教育や研修を必要とする教員が多いことが判明し、従来型の研修に加えて、自宅での非対面の研修の必要性が明らかになった。自宅での非対面によるリカレント教育システムのために、教師同士の対話をすすめるグループウエアを開発し利用した。そのインターフェイスの改良により、遠隔によるリカレント教育における教師の悩みや意見の交換、さらに相談的な利用において部分的な効果を検証できた。 学校不適応をおこし、指導が困難となっている教員の対人理解、自己の印象形成、自己の同調性、集団指導などが、オンライン上の対話により明らかになり、新しい人間関係の再構築や、同調や葛藤という心的行動の変容が参加する教員の書き込みや教員相互のやりとりに伺えた。遠隔によるリカレント教育システムの有効性は、インターネットという新しいコミュニケーションの手段が持つ匿名性や非日常性、さらには非対面性などの特徴から人間の心のあり方の理解を基本から変える可能性があることも判明した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)