アントニオ・グラムシ『獄中ノート』の社会思想史的位置づけのための基礎研究
Project/Area Number |
14710019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
History of thought
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
川上 恵江 熊本大学, 文学部, 助教授 (70336189)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | グラムシ / 思想史 / イタリア / 哲学 / 獄中ノート / マルクス主義 / 実践の哲学 / 唯物論 / 観念論 / 歴史主義 / 内在性 / クローチェ / 主観主義的実在論 |
Research Abstract |
アントニオ・グラムシ『獄中ノート』の哲学論にかんする一連の研究のなかで、昨年度と一昨年度は「哲学メモ。唯物論と観念論。第3シリーズ」に収録された覚え書、全74アイテムについて論じた。本年度は、このノートも含む「哲学メモ」の3つのシリーズの研究を再検討し、全体の流れをもういちど整理した。つづいて前年度および前々年度に収集したイタリア語文献を活用しながら、10ノートの文献学的研究をおこなうとともに、グラムシ思想のイタリア思想史における位置、とくに19世紀イタリアの思想家であるアントニオ・ラブリオーラとの関係についても解明を試みた。 また、研究交流によって新たな知見をえるため、京都グラムシ研究会方法論部会(大阪:桃山学院大学)への定期的な参加や、キューバで開催される国際会議「マルクスの業績と21世紀」への参加をおこなった。 『獄中ノート』執筆プラン問題については、第8ノート前半部分は第8プランに収まる内容で展開されていたが、後半部分におけるクローチェに特化した研究の必要性の自覚が、グラムシを「トゥーリ特別ノート」の執筆に向かわせたことを明らかにし、これが第8プランからの分岐と言えることを確認した。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)