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方向感覚の個人差による空間学習および空間移動時の方略の異質性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14710048
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 実験系心理学
Research InstitutionHokkai-Gakuen University (2003-2004)
Bunkyo University (2002)

Principal Investigator

浅村 亮彦  北海学園大学, 経営学部, 助教授 (70301968)

Project Period (FY) 2002 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords空間認知 / 芳香感覚 / 眼球運動 / 空間学習 / 認知地図 / 個人差 / 空間能力 / 方略 / 方向感覚 / 空間推論 / 質問紙法 / テスト法
Research Abstract

本研究の目的は,前年度の研究成果を踏まえ,方向感覚の優劣による,認知地図体制化に利用する情報の違い,そして体制化した認知地図の利用方略の違いを,空間学習時の眼球運動パターンの分析および事後面接によって検討することである.
学習対象は,被験者にとって未知の実在空間内の経路であり,それを移動する映像が学習材料であった.被験者は,その学習材料を2回観察し,その経路上15箇所で撮影された静止画像を観察した.それらの観察の間,被験者の眼球運動パターンが計測された.その後,被験者は,方向推定課題,位置推定課題そして風景再認課題を制限時間内に可能な限り多く解答した.最後に被験者は,空間学習時および課題遂行時の方略に関する面接調査を受けた.
方向推定課題,位置推定課題,そして風景再認課題の各成績によって被験者を上位群,中位群,および下位群とに分け,群間で学習時の眼球運動パターンおよび方略の違いを検討した.眼球運動パターンについては前年度と同様に,下位群の注視対象が上位群のそれよりも少ない傾向があった.そして学習方略については,下位群が場所の雰囲気や行動順序などに注目する方略であったのに対し,上位群はそれに加えて経路の全体的形状などに注目する方略を採る傾向があった.さらに,上位群は課題遂行時に経路的表象と全体的表象とを使い分ける,もしくはそれらを協応させて利用する傾向があるのに対し,下位群ではそのような傾向がそれほど強くなかった.
これらの結果から,方向感覚に優れる者は,より多くの視覚的特徴を取り込む方略を指向し,それらを全体的表象に体制化すること,そして問題解決時には経路的表象と全体的表象とを使い分けることが伺える.それに対して方向感覚に劣る者は詳細な情報を取り込む地点がやや不足しており,また全体的表象の体制化が十分ではないため,問題解決時の心内処理精度がやや低いと考えられる.

Report

(3 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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