日蘭双方の史料から見たオランダ風説書の史料学的研究
Project/Area Number |
14710228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松方 冬子 東京大学, 史料編纂所, 助手 (80251479)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | オランダ語史料 / オランダ風説書 / 別段風説書 / ウィレムII世の開国勧告 / 情報史 / オランダ東インド会社 / オランダ |
Research Abstract |
1、稲盛財団研究助成金による出張にあわせて、オランダ国立中央文書館での史料調査を行なった。特に、1850年代における、風説書・別段風説書の消滅の諸事情を表す史料を探査し、必要なもの(外務省文書)についてはスキャニングによる史料蒐集を行なった。また、国内にある関連史料のマイクロフィルム蒐集を行なった。 2、オランダが主導する大型研究プロジェクトTANAP (Towards A New Age of Partnership)の第4回ワークショップ(2005年1月、於:インドネシア、ガジャマダ大学)に参加し、科学研究費の成果の全貌を口頭報告した("Dutch Reporting of World News to the Japanese Government:1641-1859")。当ワークショップでは、本研究の課題の一つである、オランダ東インド会社に於ける時事情報発信システムについて多くの知見を得ることが出来た。 3、昨年度までに既蒐集のオランダ国立中央文書館所蔵植民省文書マイクロフィルムを用いて、1840年代のオランダの対東アジア戦略を分析し、国王ウィレム二世の日本への親書送付と絡めて、日本学士院・東京大学史料編纂所主催国際研究集会(2004年10月)で口頭報告し("Success or Not : King Willem II's Letter in 1844""/「成功か失敗か-1844年ウィレム二世の親書」)、論文を執筆した。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)