クルフ語文法の記述的研究と北ドラヴィダ語派諸言語との比較
Project/Area Number |
14710379
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
言語学・音声学
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Research Institution | Hakuoh University |
Principal Investigator |
小林 正人 白鴎大学, 経営学部, 講師 (90337410)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | クルフ語 / マルト語 / ケラ・ムンダ語 / Kurux / Oraon / Dravidian / Mundari / Kherwarian |
Research Abstract |
最終年度である本年度は、パキスタン・バロチスタン州においてブラーフーイー語、ネパールにおいてダンガル・クルフ語の調査を予定していたが、両国の治安情勢悪化のため断念し、昨年度に引き続きインド・ジャールカンド州においてクルフ語、ケラ・ムンダ語、そして新たにマルト語の調査を行った。 クルフ語に関しては、Grignardが記述した文法事項を現在のクルフ語話者との会話を通して検証し、一世紀足らずの間に動詞活用など基本的な文法事項が単純化したことを確認した。クルフ語話者と同じ部族であるオラオン人が話すムンダ系のケラ・ムンダ語については、現地調査の結果、格関係を動詞活用で表すといったムンダ的な文法的特徴を欠いていることが観察された。こうした特徴のうち大部分はインド・アーリア系言語との接触によるものであると見られるが、一部にクルフ語に遡る可能性があることを発見し、現在その観察を論文として取りまとめている。 クルフ語ともっとも近い関係にあるマルト語の3つの方言のうち、サウリア・パハリア方言を中心にフォークロアの収集を行い、現在書き起こしを進めている。 本年度はクルフ語とマルト語の基礎資料のウェブ(hin.osaka-gaidai.ac.jp)上での公開を推進した。また語源研究の基礎資料となるGrignardによるクルフ語辞典の電子化も完了した。この成果もインターフェースを作成後ウェブ上で公開する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)