1990年代後半以降の大都市地域の労働市場に関する空間的データ解析
Project/Area Number |
14730046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
経済政策(含経済事情)
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Research Institution | Nara Prefectual University |
Principal Investigator |
坂西 明子 奈良県立大学, 地域創造学部, 助教授 (00316085)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 地域メッシュ / 地域労働 / GIS / 小地域分析 / 空間データ / 地域失業 / 失業率格差 / 大都市地域 / 地域経済 / 地域失業率 / 空間的 / 地域雇用 |
Research Abstract |
平成16年度には、研究の遂行に必要となる地域メッシュデータ、地図データ、文献の収集、調査を行った。平成16年度に達成された主な研究実績は以下の通りである。 第一に、大阪市を中心とする大都市圏を、標準大都市雇用圏(SMEA)の基準によって設定した。当該都市圏における国勢調査の地域メッシュデータを、GISデータとして編集し、大都市圏の空間構造について分析を行った。1990年から2000年にかけて、大阪都市圏郊外では、25-64歳の人口は8%増えているのに対し、雇用の成長が2%と低かった。人口の年齢構成は労働力に対してプラスに働くように作用していたが、労働市場の状況の悪化の影響があったことをGIS分析とデータの統計処理によって示した。 第二に、面積が約1平方キロメートルの矩形である基準地域メッシュの単位で空間データ解析を行った。市町村ではなく、地域メッシュデータを利用することのメリットと必要性、GISによる小地域分析の発展の経緯について考察を行った。鉄道路線、鉄道駅など公共交通の位置と関連付けて、基準地域メッシュデータを用いた大都市圏の人口、労働力率の分布について研究を行った。研究成果の一部を、11月に行われた日本交通学会関西部会例会で報告した。 第三に、大都市圏における小地域単位での人口、雇用の空間分布等について、GISを用いて考察した英語論文の成果の一部を、8月に韓国で開催された日本交通学会関西部会で英語によって報告を行い、海外の研究者から得られた意見を参考にして英語論文の推敲を進めた。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)