日本企業の輸出におけるPTM行動-関税データを利用したパネル分析

• Project/Area Number: 14730075
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Public finance/Monetary economics
• Research Institution: Meiji Gakuin University
• Principal Investigator: 佐々木 百合 明治学院大学, 経済学部, 助教授 (10272767)
• Project Period (FY): 2002 – 2004
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2004)
• Budget Amount: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000); Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000); Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000); Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
• Keywords: PTM行動 / 輸出価格 / 外国為替相場 / パス・スルー / 関税データ / 輸入価格 / 新しいオープンマクロモデル / 輸出 / 為替相場 / 輸入

Research Abstract

平成16年度は、パス・スルーを計測しながら、成果を論文としてまとめる作業を行った。
まず、最近話題となっている新しいオープンマクロモデルに沿った形で、アジアにおける輸入のパス・スルーを計測した。現在のところ、この手の実証研究は欧米主要国中心に行われており、アジアの研究はほとんどない。
次に、関税データを用いて、輸出のパススルーの計測を行った。新しいオープンマクロモデルでは、マクロ的なパス・スルーが注目されるが、なぜ、パス・スルーが現在のようなパターンになるか、などについては、やはり細かい品目のパス・スルーから解明するしかない。そこで、関税データを用いて日本からの輸出のパス・スルーを計測した。

Research Products

• [Journal Article] Pass-Through of Exchange Rates on Import Prices in East Asian Countries (2005)
  • Author(s): Yuri N.Sasaki
  • Journal Title: 経済研究(明治学院大学経済学会) 132号 Pages: 23-33
  • NAID: 40006765298