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フタバガキ科開花トリガー低温仮説の野外実験による検証

Research Project

Project/Area Number 14740425
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生態
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

伊東 明  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40274344)

Project Period (FY) 2002 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsフタバガキ / 一斉開花 / 花芽形成 / 熱帯林 / 開花トリガー / 灌水実験 / 乾燥フタバガキ林 / 混合フタバガキ林
Research Abstract

フタバガキ科の開花が低温によって誘発されるとする仮設を検証することを目的に北タイの乾燥フタバガキ林とマレーシアサラワク州の混合フタバガキ林で調査を継続した。なお、本年度もサラワクではフタバガキ科の開花、結実が見られなかったため、主にタイの乾燥フタバガキ林で以下の野外実験及び調査を実施した。
1.灌水実験
チェンマイ北部のメジョー大学演習林に設置した灌水実験区において、1週間に2回一晩中の灌水を1年間継続した。その結果、コントロール区に比べて地表5cmと10cmの深度における土壌水分の増加が認められた。また、コントロール区では林床の稚樹の旺盛な成長が見られた。しかし、フタバガキ科4種(Shorea siamensis, S. obtusa, Dipterocarpus tuberculatus, D. Obtusifolius)とウルシ科1種(Gluta usitata)の開花、結実フェノロジーに灌水区とコントロール区で違いは認められなかった。したがって、これらの種の開花、結実フェノロジーは土壌水分以外の要因によって規定されている可能性が高い。ただし、本実験での灌水量と灌水期間は、フェノロジーに影響を与えるには不十分である可能性があるため、今後も継続的に灌水実験を行って今回の結果を検証していく必要がある。
2.貯水池周辺のフェノロジー
土壌の水分状態とフェノロジーの関係をさらに調べるため、貯水池周辺の湿潤な場所から上記の4種各10個体について開花、結実フェノロジーを調べ、コントロール区と比較した。この調査でも両調査区のフェノロジーに大きな違いは認められず、土壌水分条件は開花、結実フェノロジーを規定していないとする灌水実験の結果を支持した。

Report

(3 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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