Project/Area Number |
14740435
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
植物生理
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中邨 真之 名大, 助手 (60322145)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
|
Keywords | コアプロモーター構造 / 光合成関連遺伝子群 / 転写 / TATAボックス / イニシエーター / シロイヌナズナ / プロモーター |
Research Abstract |
本研究は、TATAボックスやイニシエーターなど既知の基本転写シス配列を持たないIV型コアプロモーター遺伝子について、その転写開始機構や上流調節領域とコアプロモーター構造との選択性などを解明することを目的としたものである。シロイヌナズナ光化学系I核遺伝子(psaE1、psaH1、psaL)をモデル遺伝子として、転写開始点の決定機構については形質転換アラビドプシスを、上流調節領域とコアプロモーター構造との選択性についてはトランジェント発現系を用いて解析を行っており、本年度は下記の研究結果を得ることができた。 1,転写開始点の決定機構について (1)シロイヌナズナ光化学系I核遺伝子psaH1、psaLのコアプロモーター領域を様々に繰り返したキメラ遺伝子を8種作成した。 (2)現在、シロイヌナズナに上述のキメラ遺伝子を導入しており、一部については既に形質転換個体を得ることができた。 2,IV型コアプロモーターの選択性について (1)TATAボックスを持つカリフラワーモザイクウィルス35S遺伝子の上流調節領域はIV型コアプロモーターからの転写を活性化できないことを見いだした。 (2)IV型コアプロモーターを持つ3種の遺伝子(psaE1、psaH1、psaL)間では、上流調節領域と,コアプロモーター領域との間に互換性が存在することを明らかにした。
|