シンチレーション・ファイバーを用いた速中性子モニターの開発
Project/Area Number |
14750043
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied physics, general
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
寺沢 和洋 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 講師 (10329138)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | ionizing radiation / space dosimetry / neutron dosimetry / acintillating fiber / image intensifier / dose equivalent / LET / quality factor / scintillating fiber |
Research Abstract |
本年度は、昨年度のテーパー型ライトガイドの製作に引き続き、ストレート型のライトガイドの製作を行った。大きさは一辺が50mmの立方体である。現在は、小型イメージ・インテンシファイヤーを使用しているが、将来、大型のものの使用が可能になったときに、このストレート型を使用することができる。また、シンチレーション・ファイバー・カメラの最終デザインに基く3次元タイプのシンチレーション・ファイパー・スタックを別に製作した。昨年製作した2次元タイプのスタック、もしくは最終デザインのスタックとイメージガイドとの組み合わせにより宇宙線やγ線を使用したシステム全体としての基礎テストを行うことができ、最小電離粒子の検出をはじめ、シンチレーション・ファイバー以外の部分でファイバーの径(250μm)以下の位置分解能を得られたことなど、十分に要求される性能を満足する基礎特性を得ることができた。 また、本研究と関連し、荷電粒子線量計測に関する研究については、宇宙放射線線量実時間線量計測装置(RRMD-III)を用いた実験において、低エネルギーの陽子に対する応答を調べた結果、高エネルギー重イオン成分のみならず、低エネルギー粒子に対してもデータが信頼できることを加速器実験により確認した。得られたデータは今後、中性子計測に関しても有用となり得る。また、CERNのCERF施設を利用した、TEPC、DOSTELとの線量データ比較実験を行い、スペース・シャトル搭載実験と同様の結果を得、論文にまとめた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
-
-
-
-
-
[Publications] K.Terasawa, T.Doke, J.Kikuchi, T.Hayashi, T.Sakaguchi, K.Takahashi, S.Kono, E.Yoshihara, S.Nagaoka, T.Nakano, S.Takahashi: "Real-time measurement of LET distribution for space dosimetry by RRMD"Ionizing Radiation. Vol.28, No.2. 169-180 (2002)
-