Project/Area Number |
14750334
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
System engineering
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Research Institution | Future University-Hakodate (2003) Wakayama University (2002) |
Principal Investigator |
加藤 浩仁 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (30273874)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 全方位画像 / 情報公開 / 仮想空間 / インターネット / ウォークスルーシステム / SD法 / 全方位センサ / ウォークスルー |
Research Abstract |
本申請者は、全方位画像を用いて、仮想空間を作成し、インターネットを通して閲覧できるシステムを作成した。さらに、アンケート調査を行い、心理変化を調査した。 作成したシステムは、Java言語により、作成した。そのため、ユーザーは、特殊なソフトウェア利用することなしに、このソフトウェアを利用可能である。これは、コンピュータがインターネットに接続可能であれば、誰でも簡単に利用可能であるため、短期間により多くのアンケートが回収できる。 作成した仮想空間は、大学、および、化学工場である。各場所において、約500枚の画像を獲得した。大学では、研究室、教官室、事務室、および、学部長室である。これらの部屋は、一般の人たちは、見学できる機会は少ないと考えられる。特に受験を控えた高校生は、興味があるのではと考えられる。また、化学工場では、プラント生成のタンクや配管が多く存在する場所にて撮影した。 心理実験は、化学工場の仮想空間を用いて行った。今回は、期間的な問題により、ノートパソコンにこのソフトウェアをインストールし、大学生と化学工場の周辺の住人に対して、実験を行った。これらの被験者は、このような化学工場に対し、興味を持っていない人(大学生)と、持っている人(周辺住人)という2つのグループに分けられる。 アンケート調査は、仮想空間を見る前と後の2回行い、心理調査でよく用いられるSD法を用いて解析を行った。その結果、大学生に関しては、見る前と後で、大きな変化は起きなかった。一方、周辺住人では、わずかながら意識変化の要素が検出された。これは、見せる対象の興味が要因として考えられる。また、興味ない学生は、システムの要素(画像の質やインターフェース)の点で、リアリティーが感じられないといった意見が多かった。この部分は、今後の改善要素にあげられる。特に、画像の解像度および大きさは、大きな比率を占める。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)