Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
本研究では,ヒトの手の運動制御機能の動特性(手の位置・力とスチフネスが脳により随意に調節される機能)を取り入れた高機能の筋電義手の開発を目指し,クロストークしている筋電位信号の処理・分離方法を開発し,切断者による実験室段階での評価実験を行ない,有用性と限界を示すことを目的とし,研究を遂行した.具体的には,本年度は以下の項目について研究を行った. (1)手先部電子制御回路の試作 義手開閉動作の速度と把握力の向上を目指した手先部電子制御回路を試作した.高信頼性の電子制御回路,耐雑音性の高いモータ駆動回路の設計を行い,試作した. (2)筋電位信号の分離・導出アルゴリズムの検討 独立主成分分析を用い.屈筋群と伸筋群の筋電位信号が混合した(クロストークがおきた)筋電位信号から,義手の制御信号を分離・導出する手法を検討した.健常者を用いた筋電位信号の導出と分離を行い,本手法により,義手の制御信号を導出可能であることを示した.
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