画像データ利用の車両間コンフリクトシミュレーションと交通安全施策評価に関する研究
Project/Area Number |
14750449
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宇野 伸宏 京都大学, 工学研究科, 助教授 (80232883)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 交通コンフリクト / 画像データ / ミクロシミュレーション / ITS / 走行支援道路システム / ファジイ推論 / 交通安全 / 交通コンフリクト分析 / 画像解析 / 潜在的衝突危険性 / 車両走行挙動解析 / 主観的コンフリクト評価 / インタビュー調査システム |
Research Abstract |
本研究では,道路区間の定量的危険度評価手法を提案するとともに,ミクロ交通シミュレーションを構築し,ITSの利用を含む包括的交通安全施策の効果ならびに導入に向けた課題について検討してきた.ITSを利用した包括的交通安全施策とは,いわゆる走行支援道路システム(AHS)を中心として,道路の幾何構造等にも十分配慮し,より安全かつ快適な道路交通環境の形成を目指したものである.合流部や織り込み部等の交通錯綜地点を中心として,車両の運転操作に対する積極的な支援を行うことを想定するが,本研究では特に合流車と本線走行車両との協調運転機能に特に着目し,その導入効果を交通の安全性ならびに効率性の両側面から分析を試みた.得られた成果は次の通りである. 1.客観的交通コンフリクト分析手法に着目し,合流部や織込み部等における潜在的な衝突危険性を評価するための方法論を確立した.とりわけ,都市内道路では高密な交通流が道路ネットワーク上を流れているため,相対速度の差のみではなく車間距離の短さが潜在的衝突危険度に及ぼす影響が大きいと考えられ,それに合致したコンフリクト指標を提案した. 2.合流車,車線変更車等コンフリクトの源となる車両の走行挙動とともに,その影響を受ける車両の挙動についても解析・モデル化を行った.構築されたモデルの頑健性・操作性を考慮し,ファジィ推論に基づく速度調整モデルを構築した. 3.上記の分析結果を踏まえて,コンフリクト頻発区間を対象としたミクロシミュレーションモデルを構築し,走行支援道路システムを中心とした包括的交通安全施策の適用効果を予測・検討した.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)