• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

有明海沿岸低平地における居住地類型とその居住空間システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 14750510
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Town planning/Architectural planning
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

後藤 隆太郎  佐賀大学, 理工学部, 助手 (00284612)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords低平地 / 居住地形態 / 空間単位 / 水路 / 集合の仕組み / 生活空間 / 有明海沿岸 / 居住地類型
Research Abstract

本研究で取り上げる有明海沿岸低平地は、城下町都市を起源とする市街地、かつての田園地域に進展した市街地、その周辺のクリーク集落、と様々な居住タイプが存在する。本研究は低平地といった自然-人工系空間において、多様な居住空間の計画システムの実態、これらの共通原理の解明を目的としたものである。
1)都市空間(旧城下町)の水路網に着目した居住空間システムについて
都市と水路の関係に着目した調査研究の結果、(1)沖積低平地に立地する佐賀の水路は、都市の形成と発展に欠かせない空間的な基礎といえ、(2)水路-道路の交互の繰り返しとして、基本的に変化することなく都市の中に刷り込まれている。(3)現在、水路の直接的な利用が少ないとはいえ、水路は居住のための空間的な単位をつくりだし、(4)外部との接触空間を生じる「外に向く水路」、居住単位を奥にあって支える「内に向く水路」の大きく2つの居住との関係を見いだすことができる。(5)また、水路の視覚的側面も重要であり、線的・点的の2つの見え方が展開することで、人々の生活に水路が認識されると考えられ、特にここでは後者の見え方が特徴といえる。
2)田園改変居住地の空間システムについて
佐賀市における市街地の周縁部分は、かつての田園地域を取り込みながら拡大した。調査分析の結果、(1)市街化した地区はかつてのクリーク集落や農地にあった水路を基本的に継承し、水路で囲まれた小規模単位ごとに、順次開発を積み重ねる市街地形成の様態が明らかになった。(2)このような市街地は、房型居住地、線型居住地、街区型居住地と、かつての土地形態に対応した異なる居住地が集積しており、(3)そのことが多様な変化のある空間をつくりだしているといえる。
3)田園地域の空間システムについて
佐賀市周辺の田園地域では、水路に囲まれたクリーク集落が展開する。水路の囲まれ方からいくつかの集落形態タイプが認められるものの、いずれにも共通して道-屋敷地-水路のパターンをもった個々の敷地が単位となっており、ここではそれらが集合することで居住地が成り立っているといえる。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 後藤隆太郎: "沖積低平地に立地する城下町都市佐賀における水路の空間特性に関する考察"日本建築学会計画系論文集. 第573号. 93-100 (2003)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report
  • [Publications] 後藤隆太郎: "クリーク集落の市街化過程とその居住地特性〜佐賀市高木瀬地区を対象として〜"低平地研究. No.12. 29-34 (2003)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi