電気効果を利用した菌体内有用物質の選択的放出分離回収システムの開発
Project/Area Number |
14750615
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
反応・分離工学
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
須加 実 富山大学, 工学部, 助手 (10262502)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 電気効果 / 酵母菌 / 電気泳動 / 蛋白質放出 / 生物プロセス / 細胞破砕 / バイオグリーンテクノロジー / 高電圧パルス |
Research Abstract |
本研究は,電気効果を生物プロセスの技術に応用発展させ,効率的に菌体からバイオ有用物質を生産するシステムを開発することを目的とする. 既に平成14年度には,直流高電圧パルスによる細胞膜破壊を利用した電気放出によって,菌体内有用蛋白質を選択的に放出させる技術を確立するため,高電圧放電パルスを印加する装置を製作し,菌体内に特異的に存在する蛋白質を放出させることに成功した. さらに平成15年度には,従来の煩雑な分離精製工程を減らすため,電気泳動によって菌体内から蛋白質を直接分離する技術を確立するため,菌体と蛋白質を電気泳動により直接分離させることに成功し,また分離した蛋白質を電気泳動によって限外ろ過膜上に回収することも可能となった. 本年度は,平成14年度,15年度に製作した装置で得られた結果をもとに,諸々の問題点を再検討した.これまでの問題点を解消し,最終的に透過性の向上した細胞内から連続した蛋白質の回収を可能にするシステムを構築することが可能となった.
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)