Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
平成16年9月8日より同年10月17日の約6週間、インドネシア・スマトラ島東スマトラ州パレンバン及びジャンビ州ガジャマダ大学ブンゴ演習林において、インドネシア・スマトラ島の樹木種フロラ作成に必要な花や実などの部位を中心に植物標本の収集を行った。研究室に持ち帰った標本は実体顕微鏡およびデジタル写真撮影ユニットにより任意に拡大し、同定に必要な写真の撮影作業を行った。それらの生態写真はコンピューターに収集され、データーベース化され、整理された。さらに、急速に伐開される天然林の種の減少や交代する過程や要因を明らかにするためにベルトトランセクト法による生態調査を15年に引き続き行った。調査地内の大きく抜開による損傷を受けたギャップを横切るようにベルトトランセクトを10箇所設置し、土壌硬度や侵入した種の成長を継続調査するためにナンバーを付け、直径や樹高などのサイズを測定した。その結果、従来暗い天然林内では見ることがなかった陽性のパイオニア種が盛んに定着・成長していることがわかった。切り開かれた森林には林床まで直達光が入り込み、気温や地温の上昇、土壌の乾燥化・硬度化を生じていたが、その反面多くの裸地侵入種による急速な森林回復も生じ、どのように森林の多様性が変化したり、維持されるか定量的に評価された。
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日本生態学会講演集 52巻
Pages: 183-183
Pages: 288-288
日本林学会学術講演集 115巻
Pages: 538-538
日本林学会学術講演集 114巻
Pages: 360-360
130007020236
日本生態学会講演集 50巻
Pages: 257-257
130005446628
Pages: 152-152