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消費者の米の選択行動における感覚的属性に関する経済評価

Research Project

Project/Area Number 14760148
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Agro-economics
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

上岡 美保  東京農業大学, 国際食料情報学部, 講師 (90339094)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords米 / 食味 / 感覚的属性 / 消費者 / 購買行動 / 味 / 試食
Research Abstract

本研究の目的は、消費者が米を購入する要因として何が重視されているか、また、米の食味を一属性として捉え、被験者にはアンケート調査の際、実際に米を試食してもらうことで、感覚的属性を考慮した上での消費者の米購買行動について定量的に明らかにすることである。
本研究では14年度から15年度に渡って、一般消費者と農協組合員(関東の農家)を対象とした米消費に関するアンケート調査を実施した。アンケート調査の内容は、被験者の属性、米購入に関して、産地、品種、栽培方法、価格の4つの属性を提示した3種類の米についてどれを選択するか、3種類の米を試食後にどれを選択するか、米購入時に重視する要件、に関する質問である。回答数は、一般消費者181、農協組合員27となっている。一般消費者が米を購入する際に重視する要件としてあげた上位5要件は、「国内産米であること」「一度食べて美味しかったもの」「新米かどうか」「普段食べ慣れているもの」「精米年月日」となっており、一方、農協組合員の場合も、若干順序が異なるものの、一般消費者と同様な5つの要件が上位にあげられている。このように両消費者とも、国内産米であることを強く支持するとともに、それ以外は食味に関係する項目について高く評価しているという結果が得られた。また、米選択についての質問からは、概して、比較的価格の高いものが選択される傾向にある。一般消費者対象の試食調査結果から、回答者のうち46.3%で試食後選択した米に変化がみられ、そのうち、試食後値段が高い米を選択したのは52.7%となっており、価格面よりもむしろ米の食味という感覚的属性が購入の重要条件になっていることが示唆された。ただ、品種については「新潟こし」が好まれる傾向にあり、この価格は小売価格でも他の産地品種よりは高く設定されていることが影響していることが考えられる。いずれにしても、食味を重視した上で、産地、品種、栽培方法、価格帯の組み合わせが、消費者自身の世帯構成、所得水準を考慮した購入希望条件と合致するかが選択基準となっている。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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