Project/Area Number |
14760176
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
竹田 謙一 信州大学, 農学部, 助手 (90324235)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ウシ / 行動 / 家畜福祉 / 家畜管理 / 社会行動 / 品種間差 / 社会的ストレス / 畜産 / 家畜行動 / 親和行動 / 個体差 / ストレス反応 / コルチゾル / 心拍数 / グループサイズ / 乳量 / 日増体量 |
Research Abstract |
【目的】牛群内の資源競争における社会的敗退は、ウシにとって心理的ストレスとなり、その長期化は家畜生産性に悪影響を及ぼすと考えられる。本研究では、(1)相互舐め行動頻度から親和グループサイズを推定し、その上限を調べた。(2)親和グループサイズの違いによって社会的絆が異なるかについても検討した。(3)これら親和行動の品種差についても調査した。(4)離乳時の社会的接触に対する欲求度が親和行動発現に及ぼす影響についても調査した。 【結果】(1)相互舐め行動の平均供与回数は127.9±107.2回/頭/80時間であり、供与回数の観察値は期待値よりも有意に隔たっており、顕著な個体差が確認された(P<0.001)。また、相互舐め行動の平均供与時間は2493.4±2196.0秒/頭/80時間となり、個体間で大きくばらついていた。相互舐め行動の平均受容回数は127.9±51.8回/頭/80時間であった。二項検定の結果、親和個体として有意に観察される理論的個体数の最大値は17.8頭であった。しかし、その実測平均個体数(5.8±2.6頭)は、理論的最大値に比べ有意に少なく (P<0.001)、ウシは最大11頭のウシとしか親和関係が持てないことが示唆された。(2)また、親和グループサイズの増加に伴い、相互舐め行動の平均供与回数(ρ=0.909,P<0.01)および305日補正乳量は有意に多くなった(ρ=0.304,P<0.05)。以上より、親和個体数に調査個体を加えた平均親和グループサイズは6.8頭であり、その上限は12頭だった。また、親和グループの大きさには限界があるものの、グループサイズの増加に伴い、社会的絆がより強固になり、家畜生産性も向上することが明確となった。(3)相互舐め回数は、黒毛和種(4.6回/8h/頭)が日本短角種(0.1回/8h/頭)に比べ有意に多かった(P<0.05)。接触回数(黒毛和種:4.7回/8h/頭,日本短角種:2.7回/8h/頭)および擦り付け回数(黒毛和種:1.9回/8h/頭,日本短角種=0.8回/8h/頭)は、黒毛のほうが短角よりも多かった。以上より、日本短角種は全ての親和行動の発現が少なく、黒毛和種よりも牛群内での社会性が希薄であることが明らかとなった。(4)離乳ストレスレベルと親和行動発現回数(秒数)との有意な相関は認められなかった。以上より,離乳時の社会的接触に対する欲求度と親和関係の形成は関係が無かった。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)