Project/Area Number |
14760198
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
桃井 康行 東京農工大学, 農学部, 助教授 (40303515)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 犬 / 癌 / 免疫療法 / 樹状細胞 / 末梢血 |
Research Abstract |
犬の免疫療法の基盤的技術となる樹状細胞の誘導法および樹状細胞の免疫活性化能について解析を進めた。その結果、末梢血単核球をPHAで刺激することにより、簡便かつ十分な細胞数の樹状細胞が誘導できることが明らかになった。誘導した樹状細胞はMHC Classll抗原を強く発現しており発現抗原提示細胞の表現型を持つことや腫瘍細胞を貪食作用によって盛んにとりこむことを明らかにしてこの成果を学術誌の公表した。また誘導した樹状細胞がリンパ球を刺激して増殖を促進することや腫瘍免疫に重要なIFN-gのリンパ球からの産生を強力に誘導することを明らかにして強い免疫誘導をもつことを確認した。また、より強力な抗腫瘍免疫を誘導するために重要であるIL-12について研究をすすめ、IL-12が末梢血白血球の活性酸素を増強することをはじめて発見した。さらに犬のIL-12受容体遺伝子の塩基配列の決定し、犬のIL-12樹容体遺伝子が転写の際にalternative splicingの機構により非機能的と思われる遺伝子産物を産生することを見いだした。 癌免疫療法についての臨床応用の準備として、ヘリカルCTを用いて動物の体腔内腫瘍を評価し、全身状態の悪い担癌動物でも安全、迅速、正確に体内の腫瘍を評価できることを確認し、実際の臨床応用への準備を整えた。さらに腫瘍細胞の単離法についても検討し、表面抗原の破壊をできるだけ少なく単一細胞として遊離する方法を確立した。
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