心血管系疾患におけるAPV受容体の生理機能に関する研究
Project/Area Number |
14760214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
石田 純治 筑波大学, 応用生物化学系, 講師 (30323257)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 7回膜貫通型受容体 / 心血管系 / 血圧制御 / 細胞内シグナル伝達系路 / 遺伝子欠損マウス / 遺伝子導入マウス |
Research Abstract |
近年、心血管系疾患において三量体G蛋白質と共役している7回膜貫通型受容体からのシグナルが、その病態の進行や抑制に重要であることが判ってきた。本研究は、心血管系、特に血管内皮細胞や心臓を中心に発現している機能未知のマウス7回膜貫通型受容体・APV(AT1-related apelin/virus)受容体に関して、(1)APV受容体の細胞内情報伝達経路の解明と、(2)APV受容体の遺伝子操作マウスを用いて、組織・個体レベルにおける血圧制御、動脈硬化症、心筋症や心肥大に対するAPV受容体の生理作用を解明することを目的としている。 (1)APV受容体の細胞内情報伝達経路の解明 これまでにAPV受容体安定発現細胞株を樹立し、細胞内情報伝達として三量体G蛋白質のうちGiと共役していること、さまざまな生理作用を担うリン酸化酵素であるERK、Aktを活性化することを明らかにしている。さらにERKやAktへ至るシグナル伝達経路の同定と、その生理的意義としてアポトーシスの抑制作用を有することを突き止めた。 (2)APV受容体の個体機能解析 APV受容体を介するシグナルに関して、遺伝子欠損マウス・遺伝子導入マウスを作製することにより正常、消失、増強という3つの状況を準備し、血圧調節・心血管系イベントへの影響を直接詳価する。(1)APV受容体遺伝子欠損マウスの作製:ホモ遺伝子欠損マウスの作出に成功し、APV受容体が血圧降下作用を有すること、また、この血圧降下作用には一醸化窒素(NO)系の活性化を解することを証明した。現在、受容体欠損マウスに高脂肪食負荷を行い動脈硬化進展への影響などを検討している。(2)APV受容体遺伝子導入マウスの作製:血圧調節や各種疾患の進展において極めて重要である血管内皮細胞、血管平滑筋細胞や心筋細胞に着目し、これら細胞特異的にAPV受容体が過剰発現する遺伝子導入マウスの作製を試みた。現在、血管内皮細胞、および血管平滑筋細胞特異的APV受容体遺伝子発現マウスの作製に成功し、その表現型の解析を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)