Project/Area Number |
14770104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
笹栗 毅和 産業医科大学, 大学病院, 助教授 (70341493)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ヒスタミン / ヒスタミン受容体 / GM-CSF / LOX-1 / MCP-1 / MMP / モノサイト / マクロファージ / HDC / ヒスタミンレセプター / NOS / 平滑筋細胞 / 単球 / Fos / Jun / 動脈硬化 / cAMP |
Research Abstract |
一連の研究により血管壁のヒスタミンネットワークの解明と動脈硬化との関連が一段と明らかになった。研究結果の要点を列記する。 1.平滑筋細胞とヒスタミン ヒスタミンはヒスタミンH1受容体を介して、c-fos,NF-kBを刺激、増殖、メタロプロテアーゼの産生、iNOSの産生を亢進させる。 2.血管内皮細胞とヒスタミン ヒスタミンはヒスタミンH1受容体を介して、VCAM-1,ICAM-1の発現を亢進させる。 3.モノサイトとヒスタミン ヒスタミンはヒスタミンH2受容体を介して、Lox-1,CCR2,MCP-1の産生を亢進させる。 4.マクロファージとヒスタミン ヒスタミンはヒスタミンH1受容体を介して、TNFa,IL-6の産生を制御する。 5.GM-CSFはモノサイトのマクロファージヘの分化(動脈硬化の進展に重要)を刺激するが、この過程においてGM-CSFはヒスタミン合成酵素の合成を刺激し、ヒスタミン産生を亢進させると同時に、ヒスタミンH1受容体の発現を亢進させる。 以上により、今回の一連の研究はモノサイト-マクロファージ系によるヒスタミン産生をGM-CSFが制御し、複雑なヒスタミンネットワークが深く動脈効果の進展に関与している事を明らかにした。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)