炎症性腸疾患におけるシグナル伝達とCIS/SOCSfamilyについての検討
Project/Area Number |
14770262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
鈴木 飛鳥 久留米大学, 医学部, 助手 (30341324)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | STAT3 / SOCS3 / CIS3 / SAMP1 / Yit / gp130 |
Research Abstract |
(1)JAK/STAT経路の阻害剤 APRE遺伝子をリポフェクション法にてHEK細胞にトランスフェクトさせ、レポーターアッセイを行うことにより、多種のチロシンリン酸化阻害薬の中で、特異的にIL-6/STAT3の経路を抑制する阻害薬をスクリーニングした。炎症性腸疾患の治療薬である5-ASA, SULFASALAZINE, SULFAPYLYDIN、抗炎症薬(Asp, DEX, Sodium Salicylate, )では特異的JAK/STAT経路を抑制する薬剤はみつからなかったが、チロシンリン酸化阻害薬のなかで、A9,AG879は特異的にJAK/STAT3経路を抑制した。 (2)チロシンリン酸化阻害薬の実験腸炎で炎症抑制効果の検討 チロシンリン酸化阻害薬のA9をマウスに0.01mg/day、0.1mg/day,7日間連続で腹腔内注射し、DSS4%を飲用させ腸炎誘導させた。A9の炎症抑制効果を検討したが、臨床学的スコア(下痢、下血、体重減少の程度)、組織学的スコアに有意な差は認めなかった。 DSS腸炎モデルは化学的に上皮細胞傷害を起こし腸炎を誘導するため、JAK/STAT経路の阻害薬では効果が認められない可能性が考えられた。 今後はTNBS誘発腸炎モデルやCD4T細胞を移入した細胞免疫がより関係するモデル腸炎マウスを用い検討する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)