心筋梗塞の新しい治療法の開発-体性幹細胞を用いた再生治療
Project/Area Number |
14770336
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
赤澤 純代 金沢医科大学, 医学部, 助手 (80340016)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | side population / 心筋細胞 / 幹細胞 / 筋芽細胞細胞 / 骨髄間系細胞 / 細胞融合 / 脂肪細胞 / 細胞表面マーカー / 心筋梗塞 / 再生 / 体性幹細胞 / 筋芽細胞 / GFP transgenic mouse / CSX / Nkx2.5 |
Research Abstract |
1:骨髄間葉系細胞の心筋細胞への分化 骨髄間葉系細胞を心筋細胞と共培養することにより、骨髄間葉系細胞は心筋細胞特異的な遺伝子および蛋白を発現した。異なる色素にて予めラベルしておくことにより、骨髄間葉系細胞の心筋細胞化は2種類の細胞の融合によることがわかった。興味深いことに、融合した細胞は心筋細胞の形質をもち、しかも分裂能を獲得した。骨髄間葉系細胞以外にも骨格筋由来の細胞、内皮細胞、内皮前駆細胞、心臓線維芽細胞が心筋細胞との共培養にて融合し、いずれも心筋細胞の形質を示した。骨格筋由来の細胞、内皮細胞をマウスの心臓に注入したところ、in vivoにおいても、心筋細胞と融合し、心筋細胞特異的蛋白を発現した。また心臓に凍結傷害をくわえたところ、心筋細胞は周囲の内皮細胞と融合した。 2:組織幹細胞の心筋細胞への分化 心臓より幹細胞を単離する目的で、FACSによりSP(side population)分画を採取した。SP分画細胞はヘキストdyeを排出する分子であるbcrpを発現していた。SP細胞はオキシトシンの処理により、急速に分裂増殖し、3-4週後には自律拍動する心筋細胞に分化した。また培養条件をかえることにより、心臓由来SP細胞は脂肪細胞や骨細胞に分化した。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)