成長期誘導マウスに対する遺伝子導入による毛周期コントロールの試み
Project/Area Number |
14770423
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
齊藤 典充 北里大学, 医学部, 助手 (80276120)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 毛髪 / 毛周期 / 遺伝子導入 / Mycl Mad / Myc / Mad |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画として以下の項目をあげた。 Myc遺伝子含有レトロウィルスベクターの作製,Cell lineへの遺伝子導入,毛髪由来細胞への遺伝子導入,培養皮膚および毛髪への遺伝子導入,成長期毛誘導マウスへの遺伝子導入それに対しての現在までの進行状況を示す。 Myc遺伝子含有レトロウイルスベクター(GFPを含む)は現在構築中である。Epidermal keratinocyte cell lille(A431)cell lineへ遺伝子(GFP,GFP-Mad)を導入した。現在、細胞増殖能の解析および形態変化の検討を行っている。今後、引き続き遺伝子(GFP,GFP-Myc)の導入を行う予定である。各種毛包由来細胞に対する遺伝子導入については、GFP,GFP-Madの導入を行っており、導入における最適な条件を検討中である。今後、遺伝子導入後の細胞の増殖速度、形態変化の検討を行う予定である。毛周期を同調させたマウスにおいて、休止期、移行期、成長期の各時期の毛周期におけるMycの発現を検討した。Mycは主に移行期の内毛根鞘に発現し、Mycは毛包において細胞増殖のみならずapoptosisにも関与している可能性があることが示唆された。さらに、ヒトの成長期毛におけるMycの発現を検討した。Mycは毛包のBulge領域に存在する、stemcellに発現し、毛周期をコントロールしている可能性がある。 (学会発表済:4^<th> Intercontinental Meeting of Hair Research Societies 6.17-19,2004:Berlin)今後、ヒトの各毛周期と円形脱毛症患者の毛髪におけるMycの発現を検討する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)