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表皮細胞におけるデスモグレイン3分子の超微細局在の解明とエピトープマッピング

Research Project

Project/Area Number 14770424
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

斎藤 京  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50286548)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords尋常性天庖瘡 / 天庖瘡モデルマウス / デスモソーム / 抗デスモグレイン3モノクローナル抗体 / 金コロイド免疫電顕法 / 急速凍結固定 / 凍結置換 / 抗原エピトープ / デスモゾーム
Research Abstract

これまでに我々はPVモデルマウスを用い,複数の抗デスモグレイン(Dsg)3モノクローナル抗体(mAb)を作成しAKシリーズと名付け、それらmAbのエピトープのおよその位置を解明した。それら抗体を産生するハイブリドーマ細胞を直接Rag2-/-免疫不全マウス腹腔内に接種し,生体内で結合するmAbの超微細局在を後包埋免疫電顕法を用いて解析した.
昨年度はDsg3のN末端領域をエピトープとするAK23の解析を行い,AK23接種マウスはPVに特徴的な表現型を誘導すること、免疫電顕にてAK23は非棘融解部ではデスモゾーム(DM)の接着板間に,疎融解部ではHalf-DMの細胞外領域に特異的な局在を認めること、および、AK23はHalf-DMにおいて,DM裏打ち蛋白のDesmoplakinおよびケラチン線維と共に局在することを見い出した.DM内でのAK23の分布を統計学的に解析したところ,AK23はDMの接着板間(幅約30nm)の中央に存在する細胞間結合層付近に局在のピークを,Half-DMの細胞外領域では細胞膜から16nm付近に局在のピークを認めた。
本年度、Dsg3の細胞外領域中央部を認識するAK18、細胞外領域C末端部を認識するAK7の超微細局在について、AK23と同様の方法で解析した。AK18はDMの細胞間結合層と細胞膜の間、AK7はDM細胞外領域の細胞膜付近に特異的な結合を認めた。以上からDsg3のN末端領域にある病原エピトープはDM接着板間の中央に局在し、隣り合う細胞のDsg3と直接結合する部位であることが示唆された。また、Half-DMにAK23の特異的な接合をみたことから、棘融解はDMからDsg3が消失することによるものではなくDsg3へPV自己抗体が直接結合することでひきおこされると考えられた。この結果は平成15年9月の日本電顕皮膚生物学会(金沢)にて発表済みである。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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